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医療従事者が着用する医療白衣について

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ドクターやナースなど、医療従事者が着ている医療用白衣ですが、あの真っ白な色からは清潔な印象を受けることができます。研究や実験を行う化学者や、生物学者なども、白衣を着用しています。最近ではさまざまな種類のものがあり、それぞれ活躍できる現場や備えついている機能は異なります。

最近では、白でなくても白衣と呼ぶこともあります。以前は白といえば、医療従事者を象徴するカラーでした。前述したように、白は患者に対して、清潔感を与えることができるためです。医療機関では、清潔感がとても重視されるので、清潔感を与える白い制服も欠かせないものでした。しかし、近年は白いカラーの、他の心理効果にも注目されつつあります。白は患者に対して、緊張感を与えやすい色という認識が広まっているのです。そのため、医療機関によっては、白い制服を避ける場所もあります。

白以外では、淡いブルーやピンク、黄色のような柔らかく安心感のある色が、医療白衣に使われるようになりました。性別や身分によった分け方をしているところもあります。

そんな医療白衣には実に様々な種類があります。

pixta_54457970_S・ドクターコート(ドクターウェア)
ロングコートのように羽織る丈の長いタイプで、軽量で動きやすいものが多いです。少し丈の短くなったハーフコートもあります。手頃な価格のものから高級素材のものまで幅広く揃っています。

・ワンピース
女性看護師の白衣の定番といえます。スッキリとしたデザインの白衣で、伸縮性があり、動きやすく作られています。防汚効果や、吸水速乾にも対応しているものも多くあります。

・ケーシー
理学療法士などが着ている白衣です。半袖の丈が短いタイプで首部分がタートルネックのようになっています。動きやすいため、外科医師など多くの医療従事者に着用されています。

・スクラブ
首がVネック型の医療用白衣で、強くゴシゴシと洗っても、傷みにくい生地となっています。医療現場以外ではエステサロンや介護の現場でも着用されます。こちらのスクラブ通販サイトでは、女性に人気のジッパー付きスクラブやYネックタイプのスクラブなどが販売されています。

・チュニック
ブラウスとワンピースの中間くらいの丈の多彩なデザインのある白衣です。フリルの付いたガーリーなデザインも女性に人気です。

このように、医療白衣もまるでファッションのように非常に多彩になってきています。ネーム刺繍やワンポイントデザイン刺繍などを入れている方もいるそうです。患者に親しみやすさを感じさせ、診療時の不安を和らげようという目的もあるのですが、それだけではありません。過酷な現場で働く従業員たちのモチベーションに繋げることもできるのでしょう。