健康や美容に効果的な施術や治療法は数多くありますが、まだ珍しい健康法をひとつご紹介します。それは「ホルミシス療法」です。簡単に説明すると体によい低線量の放射線を入れて、健康を引き出す治療法です。ホルミシスとは「刺激」を意味するギリシャ語のHormaeinに由来する言葉で、ある物質が高濃度で大量に用いられた場合は人体に有害でも、低濃度で微量の場合は健康に有益である事を意味しています。ホルミシス療法とはアメリカ合衆国の生命科学者により提唱されたもので、低線量の放射線を使用する治療法です。この療法はラドン浴及びラドン吸入による方法で、日本ではラドン温泉として有名な秋田県の玉川温泉や鳥取県の三朝温泉などが、古来から不老長寿の湯として親しまれてきました。
地球上に存在する不安定な金属元素であるウランが、放射線を放出しながら安定しようとして変化した物質がラジウムで、これが更に安定化したものが不活性ガスのラドンです。ラドンには細胞膜の透過性を高めて細胞が栄養を取り込む力を強め、サプリメントや薬の効果を高めたり、脳内神経に良い影響を与える物質の分泌を促進する効果があります。また、がん抑制遺伝子や活性酸素消去酵素を活性化し、血液循環や免疫活動を改善し、血中コレステロール、過酸化物質の減少を促します。このためアトピー性皮膚炎、糖尿病、期間自然族、関節リウマチの他、アンチエイジングや腫瘍の抑制などに効果が見られます。放射線と聞くと敬遠されるかもしれませんが、治療をして効果を感じている人も多いようです。興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。