富士医療ホームページ|メンタルケア、ストレス解消

ストレスが体をむしばむ理由

ストレスは体に良くないといいます。確かに精神状態と体の状態の関係は強いですが、実はこれにはきちんとした理由があったのです。
私たちの体は60兆個もの細胞から成り立っていますが、その細胞1つ1つの機能を低下させるのが活性酸素です。活性酸素は本来細菌やウイルスから体を守る重要な役割を果たすのですが、増えすぎると自らの細胞を攻撃し酸化させ、私たちの体が老化していくのです。

ここで話を戻します。私たちは心身ともに耐えられないような刺激を受けると副腎皮質ホルモンが分泌、その刺激に対応するのですが、実はそのホルモンの生成過程で活性酸素が発生するのです。またこういった刺激は抗酸化物質と言われるビタミンCを大量消費しますし、緊張して血管が収縮、その後血管が拡張した時に血液が一気に流れますが、その際にも活性酸素が大量発生するのです。このように心身に耐えられない刺激や緊張がかかると、それらから体を守ろうと体の機能が働きますが、その際に活性酸素が大量発生、細胞レベルで機能低下するので健康に良くないのです。
活性酸素は抗酸化物質をとることである程度は防げますが、そもそも大量発生させないような生活を送るべきなのです。